
三木康司
講演者・コーチ・著者・イベントオーガナイザー
AI時代の禅とIKIGAI



About me
わたしは、禅の叡智とテクノロジーの最前線、そして人間の進化が交差する日本・鎌倉を拠点とするイノベーションコンサルタントです。富士通株式会社でキャリアを開始し、慶應義塾大学で政策・メディア(専門はイノベーション理論)の修士号を取得後、20年以上にわたり日本の中小製造業に対するイノベーション・コンサルティングを行ってきました。
わたしの職業人生は、2008年の金融危機による解雇を機に、自身のリストラという大きな転機を迎えました。このことがきっかけとなり、毎朝の坐禅の実践を始め、個人の心理的な回復力と、ビジネスイノベーションの両面におけるマインドフルネスの変革力を発見しました。これまでに、坐禅で16年以上、ヴィパッサナ瞑想で8年の豊富な経験を積んできました。
2011年に立ち上げたイノベーションマネジメント手法「zenschool®」の創設者として、CEO、起業家、変革を推進するリーダーたちに、禅の実践、システム思考、ビジョン戦略を統合した独自のプロセスを通じて、彼らの深い目的(イキガイ)との調和を図るコーチングを提供しています。これが私の提唱する「True Innovation®」の基盤であり、単なるビジネスの成長だけでなく、個人と精神の変容を促す手法です。
また、2017年に4人の仲間と共に設立した、禅とマインドフルネスに関する国際会議「Zen2.0」の主催者も務めています。鎌倉の建長寺で開催されるこの会議は、ヨーロッパ、日本、アメリカから参加者が集う世界最大規模の同種イベントへと成長しました。2025年の「Spritarity in nature」というテーマでは、より意識的で、マインドフルな、生態系と調和した地球を育む方法を探求します。
著書に『マイクロものづくりはじめよう』と『True Innovation』があり、禅に着想を得た対話を通じてイノベーションを創出する方法について考察しています。現在は、禅の伝統とITイノベーションが融合するMindful City Kamakuraとして鎌倉を変革する活動に取り組んでいます。
最近では、生成AIと人間の目的の交点に注目し、高度な技術をどのように活用して、意識的な内省、創造性、真の人間関係のための時間を取り戻せるかを模索しています。2023年からは活動範囲を国際的に広げ、「AIとIKIGAI」をテーマにし、国際的な講演を行っています。私はAIを人間の能力の代替ではなく、私たちをより人間らしくする本質を深める機会だと考えています。
わたしの会社の使命は、伝統的な哲学とメタバース、バーチャルリアリティ、生成AIなどの新技術を融合させ、政治、ビジネス、社会変革のリーダーたちの思考様式を変革することで、社会的イノベーションを促進することです。
専門分野:
► AIといきがいコーチング
►生成AIとIKIGAI
► 禅哲学とマインドフルネス
► IDGSと禅哲学
► グリーン・トランスフォーメーション
► 禅に基づくビジネスイノベーション – ZenSchoolとTrue Innovationコーチング(CEO向け)
わたしの使命は、東洋と西洋、伝統とイノベーション、個人と社会を橋渡しし、より充実した、持続可能で、心に響く生き方と働き方へのグローバルな転換を支援することです。マインドフルなリーダーシップ、意識的なイノベーション、またはAIの人間的側面について探求されている方は、ぜひご連絡ください。
わたしの活動の原動力について
先祖、聖パウロ三木について:
わたしの先祖である聖パウロ三木は、日本の侍の息子で、当時、キリスト教が将軍でありる秀吉によって禁令となり、弾圧の上に430年前に日本の長崎で、26聖人の一人として、殉教をいたしました。
わたしが、先祖の魂からの誘いを受け、禅の伝統を大切にしながら、あらゆる差別のない世界「マインドフルシティ鎌倉」の建設をめざしているのは、このご先祖さまが、キリスト教であるということだけで、長崎で処刑されたということから、「すべての差別を払拭した平和な世界の実現させたい」という想いからきています。
講演・イベント企画・書籍
講演
2024年12月
オンライン、2024年。 2024年12月7日と8日 | 100か国以上 | 150人以上の講演者
「デジタルビジネス変革と人工知能へようこそ」
WMS イベントは、世界中の何百万人もの専門家の共感を呼んでいます。Amazon と Alibaba の Web サービスによると、WMS の最新のオンライン版は 2023 年 11 月 6 日と 7 日に開催され、226 人の著名な講演者が登壇し、105 か国で 48 時間連続放送され、8,500 万回以上の視聴回数を記録しました。
講演タイトル: 「AIとIKIGAI」英語版

2024年3月
【Co-Idiationサミット2024 】
-スウェーデン、ストックホルムでの基調講演
スウェーデンのストックホルムでの対面会議。
この会議の主な議題は次のとおりです。
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AI / IKIGAI
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現代の職場のための戦略計画
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職場のデザイン – グローバルソリューション
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持続可能な職場とソリューション
講演タイトル: 「AIとIKIGAI」英語版

日本での講演は150回以上
日本語による150以上の講演は、以下のトピックに関して講演しています。
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AIといきがい
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禅的思考に基づくイノベーション
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禅、マインドフルネス、テクノロジー
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マインドフルシティ鎌倉
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メタバースとマインドフルネスを活用したイノベーション
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その他

主催イベント
2017年以降
Zen2.0
禅とマインドフルネスに関する世界最大の国際会議
Zen2.0の共同創設者
Zen2.0カンファレンス
Zen2.0は、禅とマインドフルネスに関する国際会議です。2017年以来、毎年秋に鎌倉北区の建長寺で開催されており、国内外の禅やマインドフルネスの指導者や科学者を含む素晴らしい講演者が集まり、禅、瞑想、マインドフルネスを通じて私たちの心と意識について学びます。
Zen2.0は、仏教の三宝「仏・法・僧」をベースとし、「テクノロジーと精神性」「思考と身体性」「宇宙と個」といった営みを繋ぐことを目指しています。あらゆる国境や違いを超え、全人類が精神的に豊かに地球を共有できるマインドフルな地球を創ることをミッションとしています。これは、デジタルテクノロジーが普及し、多様性の価値が高まっている現代において多忙を極める人々にとって、非常に本質的なテーマです。
日本国内だけでなく海外からも参加者が集まり、禅と禅文化を世界中に広めるグローバルな取り組みとして、オンラインとオフラインの両方で活動を展開しています。
書籍
Inner Development Goals
Stories of Collective
Leadership in Action, Volume 1: From "I" to "We"
De Gruyter 2025年6月
「禅の叡智:十牛図がIDGSに遭遇したとき」
270年以上の歴史を持つ老舗学術出版社のドイツのDe Gruyter社から出版される、初の英語でのIDGsの本に、執筆させていただきました。タイトルは、「IDG Stories of Collective Leadership in Action Volme: From ”I" to "We"」(IDGs リーダーシップの実践事例集 第1巻:「私」から「私たち」へ)
IDGs(Inner Development Goals)は、SDGs(持続可能な開発目標)の達成を支援するために、個人の内面的な成長を促進するフレームワークです。「内面の成長目標」と訳され、共感力や批判的思考力など、持続可能な社会を築くために必要な23の資質・スキルを5つのカテゴリーに分類しています。
原稿のタイトルは「When the 10 Bulls Encountered the Inner Development Goals」(十牛図がIDGsに出会った時)
世界最大の禅とマインドフルネスの国際カンファレンスを「Zen2.0」を立ち上げた経緯を、十牛図に沿った形でストーリーテリング形式記述し、IDGsとの対比で執筆させていただきました。
世界が深い変革を求めている今、変革は内側から始まります。2巻構成の作品の一部であるこの第1巻では、グローバルな内なる開発目標(IDG)コミュニティの研究、アート、事例研究、実践を織り交ぜながら、集団的リーダーシップの原動力となる個人的な旅について探求しています。
深い内省と共有された知恵を通じて、読者の方々には、個人の洞察、体系的な理解、共感が有意義な行動を促すという、相互に結びついた新しいパラダイムを受け入れていただくよう促します。
意図的かつ目的意識の高いグローバルコミュニティによって共同制作された、多様なツールや手法を多数紹介さまざまなジャンルやスタイルの貢献を収録しています。
ccc メディアハウス · 2018 年 6 月 1 日
『Ture Innovation』は、ビジネスイノベーションを起こしたいイノベーターのための本です。
真に比類のないイノベーション(真のイノベーション)を生み出すために大切なのは、論理よりも情熱です。個人の心の中にのみ存在する「本当にやりたいこと(欲しいもの)」は、市場調査の結果とは違い、独自性が高いものです。しかし、「本当」の情熱は、個人の社会における立ち位置や偏見などの要因に阻まれて曖昧になりがちで、見つけ出すにはコツがあります。そして、そのコツは禅問答にありました。
本書は、「zenschool」という「対話」を重視する「イノベーション創出講座」で数々のイノベーターを輩出してきた著者が「本当の感動」を見つけるためのメソッドを暴露。「日経スペシャル ガイアの夜明け」(テレビ東京)でも取り上げられた、成果を生み出すイノベーションを生み出す「対話」の技術とは? 解説は「幸福の科学」「イノベーション研究」の前野隆司教授(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授)。
TenBooks · 2013 年 4 月 1 日
本書は「マイクロマニュファクチャリング」の実践方法について書かれています。マイクロマニュファクチャリングとは、ソーシャルメディアやクラウドファンディングを効果的に活用した、メーカーや小規模製造業向けの無駄のない製品開発手法です。
オリジナル商品を効果的に開発するには、心を集中させることが重要であることを説明しました。
マイクロ製造の特徴は次のとおりです。
1. 禅哲学の枠組みに基づく
2. リーン製品開発
3. クラウドファンディングの製品開発への有効活用
学歴
1997-2004
慶應義塾大学 博士課程単位取得退学(政策・メディア)
イノベーションマネジメント、インターネット時代の経営戦略論
1995-1997
慶應義塾大学 修士号(政策・メディア)
イノベーションマネジメント、中小企業におけるイノベーション研究
1988-1993
明治学院大学 学士号(国際関係学)
日米関係におけるマスメディアに関する研究。ロバート・スワード博士の研究室に所属。学士論文は英語で執筆。